黄金への道は知恵と手札が切り拓く すごろく型ローグライトゲーム「Golden Warden」をご紹介 月1インディー #3

ゲーム紹介
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今月は発売したての新作すごろく型ローグライトゲームをご紹介します。
このコーナー初の新発売ゲームという事で今回も気合を入れて紹介をしていきます。

最近ゲームカテゴリの説明が定番化してきていますが日ごろちゃんと調べないで使っている何となくな事が多いので今回もローグライトとは?と気になったので調べてみました。

ローグライトとは?

ローグライクゲーム(ローグというゲームが由来ですが昨今でわかりやすい例でいうと不思議のダンジョン系のゲーム)の派生でローグライクのようにゲームオーバーになった際のペナルティが少なかったり、ローグライクとまではいわないけどもローグライクをライトにしたようなゲームを表すカテゴリとして生み出されたものだそうです。

というわけで今回紹介する作品はこちら

Golden Warden

ゲームの情報

プレイしたハード
(他の対応ハード)
Steam
(Switch)
リリース日2025年3月5日
(2025年3月6日)
通常価格
(セールなどの値引き価格)
1080円
(セールで120円引き)
購入時期ローンチセール
steamでの評価好評(25/3/30時点)

どういうゲーム?

Golden Wardenはxpii(えくすぴ)氏により開発をされ
日本のインディーゲームパブリッシャー Waku Waku Gamesにより発売されたゲームです。

このゲームはカードを引きながらマス目を進み待ち受ける敵を切り抜けていきダンジョンの奥底にいるゴールデン・ウォーデンが守っているとされる財宝を目指すゲームです。

Golden Wardenの魅力

単純でありながら奥深い戦術のカードシステム

このゲームは毎ターン使用することになるカードに描かれた装備や魔法などとサイコロの目によって展開されていきます。

まず剣やシールドなどが描かれたカードを選び、攻撃だったり防御だったりを選択しカードのサイコロの目だけマス目を進んでいきます。
歩数を歩き終えると攻撃できる範囲に敵がいた場合は攻撃をし、防御の場合はダメージを相殺するシールドを展開します。

また移動距離が残った状態で敵と鉢合わせた場合はスラッシュというすり抜け斬撃を残りの歩数分ダメージに換算して与えるようになっており、スラッシュから攻撃できる敵がいたりする場合はコンボでさらに攻撃を繋ぐこともできます。

移動力2を消費してスラッシュで敵を倒すとこんな感じです。
(ちなみにテストで撮った画像なのでこのままだと弓を食らいますw)

こういったシンプルなシステムでありながら使う武器や進むマス数などで状況が変わり運の要素も絡みつつ選択肢を模索しながら進んでいく楽しさがあるのがこのゲームだと思います。

状況が瞬時に把握できる親切なUI

正直なところ最初はスラッシュのシステムであったりキャラのノックバックやシールドによるダメージ計算など少々理解まで時間がかかる要素もあるのですが、それについてUIが解消してくれております。

カードをマウスでポイントするだけで敵や自分へのダメージの計算や移動の位置なども示してくれるようになっており、ダメージを受ける場合には音でも警告してくれるなどそこまで考えなくても体感的にプレイできる親切な設計がなされており大変重宝しました。

このようにマウスをかざしたカードによって敵や自分へのダメージなどが計算され予測が立てやすくなっています。

また状態異常やアイテムなどに関してもポイントするだけで詳細を出してくれるのでこれどんな効果だったっけ?となった時にも便利でゲームをスムーズに遊ぶことができました。

ほかにもゲームの進行速度を通常・倍速・クリックするたびに1動作進むなど細かく設定できたり画面表示の情報を数種オン・オフできる機能もありお好みの環境でプレイできるのがとても便利でした。

多彩な装備による複数のキャラによる様々なプレイスタイルの楽しみ方が

このゲームでは複数のキャラを使う事ができます。

接近戦が得意なキャラであったり遠距離攻撃が得意なキャラなど一般的なカテゴリのものから仲間を召喚して戦うキャラやHPを使って様々な抽選要素を再抽選できるキャラなど様々な特性を持ったキャラがいます。

またプレイ中に移動時に使うカードの候補もランダムで取得することができその装備次第では範囲攻撃が得意になったり、敵をノックバックさせて距離を取ったりできるようになったりと展開次第で自分の好きな特徴にキャラを育成していけるのもこの作品の魅力となっております。

引きが悪くても組み合わせ次第で別の可能性が見えたり思わぬ形で能力が化けたりもするのでこれも周回したくなる魅力があります。

ちなみに筆者が一番なじんでいたのがメイジちゃんでした。

メイジちゃんは名前の通り魔法を扱うキャラですがターンを追うごとにマナというゲージがたまっていき、専用のカードを使ったときにマナが溜まっていると自動的に消費して追加効果を発動できるという特性があり、それがなかなか強力でキャラごとの専用カードも防御・攻撃・移動とバランスがよくとても使いやすいものでした。

毎回展開が変わるローグライクシステムとゲームの相性の良さ

基本的に最初はキャラごとに初期能力が決まっておりますがダンジョンを潜っていくと引けるカードの種類が増えたり特殊な効果を発動できるオタカラを入手することができます。

このカードとオタカラの組み合わせ次第で様々な状況になっていくので毎回決まった展開にはならず試行錯誤しながらダンジョンを進んでいくのがとても楽しかったです。

また引けるカードの運も絡む中組み合わせや数字の出目などキープしているカード次第では突破口も見いだすことができ、そこは経験や知識がものをいうのでローグライク系が好きな人にはピッタリだと思います。

このように即死回避のオタカラなどがあります。(すごい便利)

ドット絵のイラストやカットインがかわいい

各キャラにドット絵がありそれらもかわいいのですがボス戦やキャラクター選択画面などに出てくる大きなドット絵もかわいくてそこも見ていて楽しい部分の一つです。

かわいい分魔法をぶっ放したり剣で叩ききったりするのが少々ためらわれるという悩みもありますがw

1面のボス ネクロマンサーちゃん

またキャラのモーションもあり通常の構えのほかにも弓矢を構えたり盾を構えたりとドット絵のモーションも豊富なのがこだわっているなと感じました。

まとめと評価

今回の作品 ★★★★ です!

システムやマス目の進み方であったりと色々な点が非常に面白く毎日数時間プレイするくらいハマってしまいました。

どのカードを切っていくかや状況に応じた判断の駆け引きが実に面白く切り札を抱えつついかに勝負所で切れるかといった先を読んでいく力であったり、その場で一発逆転の連携をかますようなミラクル狙いも出来るのでそのあたりの駆け引きを楽しめる方には非常におすすめ出来る作品だと思います。

ただちょっと気になる点としてはステージの数が少ないという点でしょうか?
通常ステージのループによるエンドレスモードや最初から敵が強い状態から始まるハードモードなどもあるのですが、せっかくのシンプルかつ面白いシステムなのでそれを生かした特殊なルールなどのあるダンジョンがあったらよかったなと感じました。(そういうのを遊んでみたいという願望)

こういうゲームのプレイ経験が少ない方でもダメージ計算とか先読みとかが難しいと思われるような場合もマウスを合わせるだけで状況を瞬時に出してくれるので、とりあえずダメージを受けないように動こうみたいにしていれば誰でもひとまずは簡単に進むことができる親切さもあるので手軽にローグライクを楽しみたい・ローグライク系を遊んでみたい初心者の方に特におすすめの作品でした。

こちらのゲームには体験版もありますのでぜひ皆さまも遊んでみてください。

次回も楽しんでいきます!

おまけのコーナー

Golden Wardenの日本語訳とは…

とのことでした。

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